2012年1月2日月曜日

No2 1月2日(月) ニュース芝居、最先端劇場で上演

1895年 明治28年
横浜で旗揚げをし「オッペケペー節」で一世を風靡した俳優・芸人川上音二郎は、この日横浜「港座」で最新のニュース芝居「川上音二郎戦地見聞日記」を上演した。


前年、日清戦争が始まるといち早く戦争劇「壮絶快絶日清戦争」を仕立てた川上は、朝鮮半島に渡って戦地の状況を実見し、それをもとにニュース性のある戦争劇を次々と上演し大成功をおさめた。川上音二郎ゆかりの地といえば茅ヶ崎が有名だが、横浜にも数々の因縁がある人物だ。この話しはおいおい別のテーマでもでてくるだろう。

彼が上演した「港座」を簡単に紹介しておこう。
明治から大正にかけて、芝居小屋と言えば「横浜」だったと聞けば意外かもしれない。川上音二郎が公演した「港座」は当時最新鋭の劇場で、照明にガス灯を使用。最も近代的な明るい劇場だったといわれる。場所は現在の住吉町1−9あたりで、オーナーはガス灯をいち早く街中に点灯させた高島嘉右衛門だ。この男、危険につき?ではないが明治の横浜の話題男だ。何かと世間を驚かせたことで有名だ。西区高島町のみならず北海道にも自分の名を残した実業家、様々な分野で活躍の足跡を残している。


No.208 7月26日 (木)ザ・みなとの劇場
http://tadkawakita.blogspot.jp/2012/07/no207-725.html


この港座は明治7年に落成、柿落としは中村 翫雀一座。仮名垣魯文の浄瑠璃と瀬川 如皐の狂言が上演された。明治33年に廃業するまで60回以上の上演記録が残っているがそのほとんどが歌舞伎だった。川上が目指した新しい芝居が定着するにはもう少し時間が必要だった。
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