2012年1月20日金曜日

No.20 1月20日 鶴見線「73型電車サヨナラ運転」

「オタク」最近では「熱中人」という名の不思議な人たちがいる。私もその一人かもしれない。興味外の者にとって「そこが好き、夢中になる」理由が全く分からない。
1980年のこの日鶴見線「73型電車サヨナラ運転」があり別れを惜しむ多くの「鉄男君」に見送られた。(私も元鉄男君)鶴見線自体もかなりマニアックな路線だが、ここに最後の姿を求めて鉄道ファンが押し寄せた。

まず鶴見線を紹介しておこう。まず普段は乗ることの無い路線だ。ここ20年は鉄道ファンの人気路線だが、最近では現代アート展が行われたり、廃止となった旧式車両の展示会を行ったりしている。おすすめは「国道駅」「海芝浦駅」だ。国道駅も海芝浦駅も駅ごとに語りだしたら止まらないほどエピソードたっぷりの駅だ。海芝浦駅の敷地は東芝の私有地で、改札から外には社員、関係者以外降りることができない。それでも一般客が絶えないのは、駅構内に海芝浦駅に隣接する私設公園「海芝公園」があるからだ。東芝京浜事業所が敷地の一部を使用し、運営・管理、入園無料、開園時間は9:00 - 20:30でここから見る風景はすばらしい。(工場夜景で人気沸騰、夕景も良い)
(海芝公園)
(海芝浦駅はまさに海の中にある駅のようです)

もともとJR鶴見線は私鉄だった。「鶴見臨港鉄道株式会社」が経営する路線で戦前、京浜工業地帯の鶴見川崎エリアの工場に貨物や人を運ぶために開かれた。昭和18年に戦時買収され、保有する鉄道路線が国有化となり現在に至る。
その時に「鶴見臨港鉄道株式会社」は鉄道部門を切り離したまま事業継続し不動産を中心にした事業で現存する。もう一つ、鉄男君系エピソード。
この臨港鉄道の系列会社だった「鶴見川崎臨港バス」は1938年12月に合併で「川崎鶴見臨港バス」と社名が入れ替わるという面白い社名変更をした。現在は京急の系列会社になっている。

鶴見線、駅名に注目して欲しい。

(路線図)
「鶴見小野は地元大地主の小野信行、浅野は浅野財閥の創設者で、鶴見臨港鉄道の設立者でもある浅野総一郎、安善は安田財閥の安田善次郎、武蔵白石は日本鋼管(現在のJFEスチール)の白石元治郎、大川は製紙王の大川平三郎から取ったものである。扇町も浅野家の家紋の扇に因む。また、国道15号が近くを走るから「国道」、昭和電工扇町工場が近くにあるから「昭和」、石油精製所の近くにあったことから「石油(後の浜安善)」、曹洞宗の大本山である総持寺の近くにあったことから「本山(廃駅)」など、あまりにそのままな命名がされた例もある。」(wikipedia引用)

次に表題の73型電車がなぜファンの心をつかんで離さないのか?
まずその前に、73型とは“モハ73(後のクモハ73)、又中間電動車に改造されたモハ72型”を総称して73型電車という。モハ?クモハ?
鉄道車両には製造番号と型式番号がついている。これがまたファンにはたまらない。
いろいろ詳しいものがあるがこれが簡単で分かりやすい。
http://asuzuki.la.coocan.jp/hp3/train41/tetumame.htm参照されたし。

そもそも73型は戦争直後の旧型通勤電車を代表する型式で、限られた資材と設備の中で最大限に効率的な電車を量産するために設計された車両だ。
73型製造のキッカケは昭和26年に起きた桜木町事件(4月24日)だ。詳しくは桜木町事件そのものの話しは4月24日で書く予定だ。この桜木町構内で起った車両火災事故で死者106名、負傷者96名の犠牲者を出した鉄道事故史に残る大事件となった。その教訓として急いで改造が行われたのが72系である。戦後の復興期を代表する車両だった。高度成長が進むに連れて、新規車両が登場する。運ぶ機能から快適を指向し始める。どんどん廃車になって行く。そして、鶴見線で走っていた「最後の車両72型」が国鉄路線から消える!
ということで鉄道ファンを集めたのだ。
(表情がちょっと可愛い、食パンのような窓)
72系引退そして新101系の投入を記念して、鶴見線全線と南武線浜川崎支線が乗降自由となる「鶴見線フリー乗車券」が発売された。価格は大人200円・小人100円で、乗車券は発売日当日のみ有効。鶴見駅・浜川崎駅・川崎新町駅・尻手駅で発売されたそうだ。
現在鶴見線は昭和を感じる観光路線にもなっているようだ。
日曜日には臨時電車も出ているようなのでレトロ路線の旅、ぜひ一度お試しあれ。

No.177 6月25日(月) 出られない出口
http://tadkawakita.blogspot.jp/2012/06/no177625.html
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2013 横浜わが街シリーズは
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