2012年1月8日日曜日

No8 1月8日(日) 外国郵便取扱開始

外国と自由に郵便のやり取りができる。これが国際社会への第一歩だ。明治8年(1875年)のこの日、「横浜郵便局」が外国郵便物の取り扱いを開始する祝賀式が行われたとある。三代目広重は錦絵「横浜郵便局開業の図」にその様子を残している。
この錦絵は前島密によって創刊された「郵便報知新聞」の付録として発行された。

とこの日の出来事を紹介したが、史実が怪しくなってきた。
この「暦で綴る今日の横浜」のテーマ探しにネットが活躍しているが、気をつけておかなければならないのが「間違ったデータの一人歩き」だ。ついついネットに出ているデータを流用してしまうのが常だが、誤情報は訂正されずコピペの連鎖が生じる。一次情報に当たれなくとも、できるだけ真実に近づくことが大切だ。
1月8日 外国郵便取扱開始を検索すると「1873年(明治6年)に結ばれた日米郵便交換条約により、1875年(明治8年)に外国郵便を取り扱いが横浜郵便局ではじめられた。」とか「外国郵便の日1875(明治8)年のこの日、横浜郵便局で外国郵便の開業式が行われた。それまでは、横浜の外国人居留地にあったアメリカの郵便局が外国郵便の業務を行っていたが、これを廃止して、日本政府が業務を行うこととした。」「1日に発効したアメリカとの郵便交換条約に伴い、横浜郵便局において外国郵便取り扱いの開業式を行う。」といったデータが多くヒットする。
この横浜郵便局とは現在の港郵便局のこと。「外国郵便創業の局」の碑が港郵便局脇にあるというので確認すると「明治8年1月5日創業」とある。また開港資料館の資料でも1月5日とありどうやら1月8日は間違いのようだが、あまりに多くこの日が「外国郵便の日」となっているので根拠があるのか今後も追いかけてみたい。
※この延長線でいくと 1月6日マリンタワー開場という記事も多く出てくる。正式には1月15日なのだが、有名企業の社史年表にも散見される。要確認事項だ!
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