2012年6月29日金曜日

No.181 6月29日(金) オーシャンビューの35棟解体

1959年(昭和34年) 6月29日(月)の今日、米軍に接収されていた山下公園が“一部解除”されたことを祝う式典が行われました。
山下公園周辺図
終戦の年、1945年(昭和20年)8月30日(木)あのコーンパイプを片手に厚木基地に降り立ったマッカーサーがその足で横浜の「ホテルニューグランド」に向かったところから戦後が始まります。
山下公園は早速接収候補になります。占領軍の住宅がかなり不足していたからです。
横浜は、戦後最初に占領された大都市でした。
将校・軍属・下士官などの家族住宅を建てる名目で「山下公園」が接収されたのが9月2日(日)でした。
その他
横浜港近辺は殆どが接収されることになり、日本人は殆ど海辺(港)に出られない状態が始まります。
この頃、山下公園には「氷川丸」も「マリンタワー」もありません。
山下公園一帯には、35棟のオーシャンビュー住宅が建設されました。

占領時のマップから想像すると海に面した一等地にゆとりの住宅です。
一区画が広いですね。
山下公園の接収解除には時間がかかりました。
多くの接収地が変換される中、返還に6年かかります。
おそらく、ココに住んだ米軍幹部は、ロケーションが気に入ったからでしょう。
※余談ですが、米軍は占領地横浜に“好き勝手に”通り名を付けています。
 水町通りは? アラバマ通り
 ケンタッキー通りもあります。
米軍施設返還開始期間
(1954年(昭和29年)6月2日〜1960年(昭和35年)6月15日)
山下公園は、完全返還前に一部返還式が1959年の6月29日(月)に行われました。
返却理由の真相は判りませんが、この時代は日米安保闘争のまっただ中であったことは間違いありません。

■時の両国トップ
アメリカの大統領はドワイト・アイゼンハワー
日本の首相は岸信介
横浜市長は17代半井清
(1941年(昭和16年)2月10日〜1946年(昭和21年)11月30日
13代市長を務めました。平沼市長死去に伴い出馬当選)

■接収された施設の一部をリスト化しました。
サウス・ピア海岸通
(大桟橋)1945年(昭和20年)9月2日〜1952年(昭和27年)2月15日
新大桟橋
ルー・ゲーリックスタジアム横浜公園
(横浜公園球場)1945年(昭和20年)9月25日〜1952年(昭和27年)4月8日

PX写真工場吉田町
(都南ビル)1945年(昭和20年)10月2日〜1955年(昭和30年)7月22日

オクタゴン劇場長者町
(横浜松竹映画劇場)1945年(昭和20年)9月11日〜1955年(昭和30年)11月21日

高射砲陣地岡村町
(岡村公園)1951年(昭和26年)1月27日〜1966年(昭和41年)3月29日

グランドホテル山下町
(ホテルニューグランド)1945年(昭和20年)8月30日接収
1951年(昭和26年)8月13日〜1952年(昭和27年)7月24日段階解除

横浜スペシャルサービス・クラブ
(不二家) 1945年(昭和20年)9月24日接収
1952年(昭和27年)5月15日〜1958年(昭和34年)5月15日解除

2月10日 不二屋伊勢佐木町店新築開店
http://tadkawakita.blogspot.jp/2012/02/210.html

ミンドロ・コート山下町
(英一番) 1945年(昭和20年)10月14日接収
1952年(昭和27年)8月1日〜1954年(昭和29年)5月17日解除

■現在も接収されている主なところ
深谷通信所深谷町(旧海軍通信隊) 1945年(昭和20年)9月2日〜
上瀬谷通信施設瀬谷町(旧海軍倉庫) 1951年(昭和26年)3月15日〜
池子弾薬庫六浦町(旧海軍第二工廠造兵部谷戸田充填所) 1945年(昭和20年)9月1日〜※逗子市だけではなく横浜市にも接収地があります。
他に返還が決まっていて まだ米軍の管理下にある施設等も幾つかあります。

■山下公園関連ブログ
2月12日 “浮浪者狩り”
http://tadkawakita.blogspot.jp/2012/02/212.html
3月2日 みらいと歴史をつなぐ道
http://tadkawakita.blogspot.jp/2012/03/32.html
No.80 3月20日 西洋理容発祥の地、横浜
http://tadkawakita.blogspot.jp/2012/03/320.html
No.105 4月14日 白の悲劇
http://tadkawakita.blogspot.jp/2012/04/414.html
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