2013年3月16日土曜日

No.424 琉球バル

2012年2月1日にバジルドミノという一文を限定配信した。
以下は2012一部更新したものだ。
以前から野毛を歩いていて書きたかったことがある。
タイトルは「バジルドミノ」。
Tipping Pointの好事例だ。
ある一定の閾値を越すと一気に全体に行き渡ることを「ティッピングポイント(Tipping Point)」という。
もう一つ別な表現では、ドミノ現象がある。
小さなきっかけを起点として、大きな範囲に影響が及ぶ現象のことだ。
連鎖反応という表現のほうがぴったりかもしれない。このドミノ倒しの最初の一枚を倒すことを「ファーストタッチ」という。
この話しは、横浜市中区野毛に起ったドミノ現象のファーストタッチの話しである。
(序章)
10年以上の時間をかけてドミノは静かに並べられていた。
1989年の横浜博YES89を皮切りに現在の「みなとみらい」地区が新しい職住地域として開発が始り、ビジネスゾーンであると同時に横浜最大の観光スポットとしても多くの若者を吸引するパワーを持ち始めた。
一方、横浜の下町「野毛」は東横線桜木町駅が無くなることで飲食街の危機と叫ばれた。
はたしてそうだったのだろうか?

結果は既に出ているようだ。
10数年前野毛の近くに移ってきた頃、私は違和感のある光景を目にするようになってきた。
それは夜11時過ぎに
若者が暗くなった野毛界隈を右往左往している姿だった。
その姿は次第に増え始めていた。
単なる一過性、みなとみらいで遊んだ連中がその勢いで夜を彷徨っているに違いない。いずれどこかに消えて行くだろうと見ていた。
(チーズケーキブーム去る)
野毛の一角にチーズケーキの店が突然現れた。
そしてすぐに消えた。
その後にオープンしたのがイタリアンバル「バジル」である。
2007年5月ごろのオープンと記憶している。
ワインの立ち飲みができる。
元気なスタッフがいる。
宅配ではないピザが食べられる。
なんといっても夜遅くまで開いている。
これはイケルと思った。
前の通りはちょっと交通量が多すぎるが、オープンな感じが良い。
(第二次立ち飲みブーム)
1999年(平成11年)頃に第一次立ち飲み(大)ブームが起こり、一過性のように下火になった。生き残っている店は固定した。
この時に多くの立ち飲み業態が淘汰されたが、平成17(2005)年頃、第二次立ち飲みブームが起こる。
第一次のときとは一変して、スペインバルやイタリアンバル、昭和レトロ風をねらった立ち飲み屋などコンセプトがしっかりしたお店が登場してきた。
これらの新立ち飲み店は、おじさんではなく、女性や若者客などをターゲットにしたオシャレ系なお店が次々と登場する。
しかも若者と女性に従来の「おじさん」までオシャレ系に吸い寄せられてきたのだ。
こじんまりとしたスペース、オープンキッチン、カウンター。
腰を据えないがゆえの「気軽さ」に軽く寄ることができる空間がこの時代にマッチした。

(野毛もこれを待っていた)
野毛のバジルは快進撃を続けている。
この野毛エリアのドミナント戦略で攻めている。
一方、野毛交差点周辺は一気に競合の出店ラッシュとなった。
みなそれぞれに個性的である。
野毛で新しい飲食スタイルがティッピングポイントを超えたのだ。
このバジルドミノは花咲あたりまで波及し、宮川町、日の出町にまで広がっている。
要因はさまざまある。吉田町も元気になった。

隣接する黄金町にアート拠点ができ多くのアーティストが集まるようになったこと。
ドンキホーテの出店も大きい。
紅葉坂近辺に大型マンションもいくつか建った。
ワンルームマンションの勇、グリフィン銀座でもある。
円高(ワインが手頃、輸入食材が豊かになった)もあるだろう。

ようやく野毛が「眠らない街」になったのだ。

野毛ラーメン銀座といわれたピークも過ぎたが、淘汰は一通り終わった感がある。
いち早くデニーズもこの流れを読んだが少し客層を誤り早々に撤退して行った。

この先、野毛バジルドミノはどのような模様を見せるのか。
ブームからこの街の顔としてどこまで勝負できるのか?
期待は大きい。新しい野毛の店。現在私が確認(飲んだ)店は9店。
他にまだ4、5店あるらしい。
野毛は確実に新しいゾーンに変身しつつあるようだ。
■良く行く花咲町のバジル
音楽通りに良い刺激が走っている。
さすがバジルは、スタッフが訓練されている。
味も価格も野毛の相場観を見事にリードしている。
◎BASIL
2007年5月:1号店「イタリアン バル バジル」
2008年9月:2号店「チーズ& ワイン バジル」
2010年9月:3号店「アメリカンバー バジル」
2011年5月:4号店「カフェ バジル」
2012年2月:5号店「トラットリア バジル」
2013年3月15日
 6号店「琉球バルBASIL」オープン
 こう来たか!

0 件のコメント:

コメントを投稿